
イントロ: 皆さん、こんにちは。青果のバイヤーとして20年以上の経験を持つまるよしです。今日は、スーパーマーケットやお店でキャベツを選ぶ際のコツをお伝えします。美味しくて新鮮なキャベツを選ぶためのポイントを押さえて、料理の味をグレードアップしましょう。
- 外見をチェックしよう
キャベツを選ぶ際にまず注目すべきは外見です。新鮮なキャベツは、葉がみずみずしく、ツヤがあります。葉がしおれていたり、茶色い斑点がある場合は、成長中に雨が降り水滴でそこにレンズ現象を伴う傷が入り、人間でいうかさぶたみたいな斑点(斑点の正体は、ごま症と呼ばれ、ポリフェノールの一種なので食べても大丈夫)になったり、冬の時期に霜が降りてそこが内部で凍って人間で言えば凍傷のようになり斑点が出る(内部黒変症状と言いまーす)。そんな感じの黒い斑点の正体はポリフェノールだから大丈夫ですが、見た目が悪いのであまりスーパーマーケットでは扱いは少ないかなぁ。でも、葉が黄色くなってとろけとかが出ていたり、匂いがあるときは古い可能性がありますので、避けましょう。 - 重さで判断しよう
キャベツは水分を多く含んでいるため、重みがあるものが新鮮です。手に取ってみて、しっかりとした重さが感じられるものを選びましょう。軽いキャベツは水分が少なく、味や食感が劣ってしまうことがあります。 - 茎の状態を確認しよう
キャベツの茎の部分は、新鮮さのバロメーターでもあります。茎がしなやかでみずみずしく、切り口が白いものが良い状態です。特に茎の太さが10円玉の大きさほどあるものは、通常よりも味わい深く、美味しいキャベツである傾向があります。茎が乾燥していたり、切り口が茶色く変色している場合は古い可能性が高いので、避けた方が無難と言われておりますが、基本、農家さんが収穫時に切って並べていた頃と違って、スーパーマーケット等の並べる前に茎を切って見た目を整えて陳列することが多いので、このような茎の状態での判断は難しいと思います。でもあからさまに変色しているのは避けた方がいいでしょう。 - 葉の密度を確認しよう
キャベツの葉は密集しているほど新鮮です。葉がバラバラに広がっているものよりも、密度が高くコンパクトなものを選びましょう。密度が高いキャベツは、味や食感が豊かで美味しい料理に仕上がります。 - 季節に注意しよう
キャベツの味や品質は季節によって異なります。一般的に、冬から春にかけてがキャベツの旬の時期と言われておりますが、春キャベツ(早生キャベツ)や越冬キャベツ(寒玉キャベツ)など季節に合わせて美味しい見分け方が違います。春きゃべつはフワーッとしているものほど柔らかく美味しい。越冬は、先に書いたように固くて思いほどいいと思います。そのように選び方が品種や季節ごとに違うので、ぜひ気軽にスタッフに尋ねるのこともお買い物の醍醐味だと思います。

エンディング: 以上が、私が20年以上の経験を通じて学んできたキャベツの選び方のコツです。美味しい料理を作るためには、素材選びが重要です。ぜひこれらのポイントを参考にして、お店で最高のキャベツを見つけてください。ご購入の際は、新鮮さや品質に注意して選んでくださいね。
まるよし



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